10・8 山﨑博昭プロジェクト

羽田・佐世保救援の訴え /97氏連署の声明(1968年2月1日)

羽田・佐世保救援の訴え

 

 アメリカのべトナム侵略戦争に対してますます加担の度を深める佐藤政府は、いまやアメリカ第七艦隊の中心的存在である原子力空母エンタープライズを佐世保に招き寄せました。われわれは、休養・補給といった口実すらかなぐりすてたこのエンタープライズ寄港が、日本の核基地化・核武装化への新たな段階を画するものであり、日本人民への重大な挑戦であり、日本を事実上完全に侵略戦争に参加させる行為であると見なさずにはいられません。

 このエンタープライズ寄港を阻止しようとした学生・労働者・市民は、佐世保・東京など、各地において激しい抗議行動を行ないましたが、この行動はわれわれ自身のひとしく抱いていた抗議の意志をわれわれに代って激しく表明したものであり、たとえそれへの評価に若干のちがいはあるにせよ、われわれは、一致して、彼らの頭上にふりおろされた警棒を、まさしく国民全体に加えられた権力の重圧と考えるのであります。寄港阻止闘争の短い期間に、佐世保市民が学生をさまざまな形で支援したことは、この抗議と怒りの端的な表現にほかなりません。

 佐藤政府は自己の戦争政策を棚に上げて学生を「暴徒」と誹謗し、これに計画的な弾圧を加えました。デモ隊に対する過剰な警察力の行使は、またしても数百の負傷者・逮捕者を出しましたが、そればかりではなく、飯田橋における予防検束、博多駅頭における身体検査などは、まさに警察国家の再現であり、われわれは絶対に、これを許すことができません。
 われわれはこの権力政策こそまさしく暴力的なものであると考え、これに対して強く抗議するものであります。また以上の立場において、権力の犠牲となった学生および労働者との連帯を表明し、彼らにできる限りの援助を行いたいと思います。

 昨年 一〇・八羽田闘争を契機として権力の弾圧による犠牲者への救援に参加したわれわれは、まさしくその本質を同じくする一一・一二羽田闘争、エンタープライズ寄港阻止闘争の犠牲者にこの救援 活動を広げたいと思い、みなさまのご協力をお願いする次第であります。
 一九六八年二月一日

青野  暉
浅田 光輝
足利 末男
荒畑 寒村
安藤彦太郎
いいだもも
井岡 大治
和泉 あき
池田  諭
石川 逸子
石田 郁夫
井上  健
井上  清
茨木のり子
岩田  宏
梅本 克己
大井  正
岡本  潤
岡本 清一
小川 紳介
小田切秀雄
小野十三郎
笠原 芳光
片桐ユズル
亀田 得治
樺  光子
倉田令二朗
黒田 喜夫
黒木 和雄
黒木 陽子
河野 建二
国分一太郎
小島 晋治
小島 輝正
小林 トミ
斉藤 秋男
斉藤 一郎
斉藤  孝
佐多 稲子
佐藤 忠男
柴田 高好
篠原 正瑛
清水 知久
柴田  翔
寿岳 文章
白井健三郎
新村  猛
菅原 克己
杉浦 明平
鈴木 道彦
田中寿美子
玉川 洋治
鶴見 俊輔
寺田  透
長田  衛
奈良本辰也
西  順蔵
野間  宏
野村  修
長谷部文雄
羽仁 五郎
林  功三
林   光
針生 一郎
播磨  晃
日高 六郎
平井 啓之
福富 節男
星野安三郎
松川八州雄
松田 道雄
松本三之介
三木  卓
水田  洋
向井  孝
務台 理作
持田 裕生
森   毅
安田  武
矢動丸 宏
矢野 正直
山際 永三
山﨑 建夫
山下 菊二
山田 正弘
山西 英一
山本 卓也
雪山 慶正
渡辺 一衛
渡辺  徹

事務局
大沢真一郎
柴田喜世子
柴田 道子
槌田  敦
古田  晃
水戸  巌
三橋 洋子

 連絡先 東京都田無市緑町三丁目三ノ一六 水戸巌気付
     羽田十・八救援会事務局(振替口座 東京三八〇四三)



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