再録・抜粋『政治暴力と想像力』(1970年刊)

10・8羽田闘争と山﨑博昭の死をめぐる当時の評論を賛同人でもある著者のご了解を得てPDF化しました。

再録の文章

・鈴木道彦著
「民主主義のなかの暴力」
「事実とは何か-大合唱に抗して」
・鈴木道彦、竹内芳郎共著
「羽田闘争の報道をめぐって」

鈴木道彦、竹内芳郎両氏の文章を再録するにあたって

1967年10月8日の羽田闘争のあと、新聞、テレビをはじめとするマスコミは政府の意を受けて「暴徒」キャンペーンと「山﨑博昭轢死説」を大々的に繰り広げました。それに抗して心ある知識人たちが立ち上がり、三つの「呼びかけ」「声明」を発しました(「10・8の衝撃と反響」に転載)。

鈴木道彦さんはとりわけ多くの発言をされました。特に山崎君の死因を何の根拠もなく一方的に「学生の運転した車による轢死」と決めつける新聞各社の報道に対しては竹内芳郎さんとともに鋭い追及を続けられました。これらの文章は評論集『政治暴力と想像力』(現代評論社、70年刊)に収められましたが、この本はすでに入手困難となっています。

そこで、鈴木さん、竹内さんにウェブサイトでの掲載をお願いしたところ、快く承諾してくださいました。

掲載したのは鈴木さんの「民主主義のなかの暴力」「事実とは何か-大合唱に抗して」と、「羽田闘争の報道をめぐって」(竹内さんとの共同執筆)の三つの文章ですが、同書の「あとがき」にも関連する貴重な事柄が書かれていますので、その箇所も抜粋して掲載させていただきました。

鈴木さん、竹内さんには心から感謝申し上げます。鈴木さんにはおよそ半世紀ぶりの再録にあたって、新しく「まえがき」を書いていただきました。重ねてお礼申し上げます。

10・8山﨑博昭プロジェクト事務局

再録・抜粋『政治暴力と想像力』(1970年刊) 鈴木道彦(フランス文学者)、竹内芳郎(哲学者)著



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