東京シンポジウム(6月2日) 二つの貴重な提起をめぐり議論
6月2日(土)、東京シンポジウム「死者への追悼と社会変革――『かつて10・8羽田闘争があった(寄稿篇)』をめぐって」がJR水道橋駅近くの全水道会館で催されました。
この日、シンポジストを引き受けてくださった三橋俊明さん、真鍋祐子さんの提起はいずれも、聴くものの心に響き、終わっても強い余韻が残る、貴重な内容でした。
【追記】ご参加された方は70人、会場でのカンパは3万7000円でした。どうもありがとうございました。
YouTubeにアップされています(2時間43分)。こちらもご覧ください。↓ 三輪祐児さん(UPLAN代表)、ありがとうございます。
https://www.youtube.com/watch?v=1BM-PRJao8k
来たる6月30日(土)関西集会・シンポジウム「つたえたい、この思い――あの時目指した反戦・平和とは何だったのか」にも多くの皆様のご参加をお待ちしております。
この日、大阪から駆けつけた水戸喜世子さん(発起人)の感想をfacebookから転載させていただきます。
▲「受付はオーケー」と水戸喜世子さん
『今日 6/2. 水道橋の全水道会館で10.8山崎博昭プロジェクトの集会。
「私を孤独の底から救い上げてくれた人」と富山妙子が吐露した協力者は若き韓国研究者、真鍋祐子氏。
その真鍋祐子氏が韓国光州を主題に語ったのが「死者を主語とする運動」だった。
「なぜ〇〇は死ななければならなかったのか」「誰が〇〇を殺したのか」という問い。「問いを立て、答えを生きる」ことが即運動。政治的な問い、政治的な答えを求める運動にならざるを得ない。
▪️真相究明、▪️責任者処罰と被害者補償、▪️被害者の名誉回復。
光州抗争とポストコロニアル状況(植民地状況+家父長制)への覚醒→民主化運動犠牲者、慰安婦、ベトナム戦時民間人虐殺、セウオール号、………。
水に落ちた落ちた犬を打つ=「維新独裁の根を抜く」こと。
(1919年を起点とした)歴史意識への問い。普遍的な人権運動へと展開いして行く………それは「恨」へ。水俣も然り、沖縄、福島、そして己へと拡がる。
日本に根付かぬ「恨」は何ゆえ。
この日のもう1人の提起者は日大全共闘の三橋俊明氏だった。アメフト傷害事件への日大の対応と昔から変わらぬ日大体質が語られた。体育会系を大学が組織して全共闘メンバー中村克己を死に至らしめた事件を改めて、思い出し、目頭が熱くなった。闘いの中の死者である。忘れてはいないのに、忘れている己を見た。』(水戸喜世子 記)
▲司会を務める辻恵さん ▲挨拶する代表の山﨑建夫さん
▲代島治彦監督が挨拶 ▲代島監督制作のプロジェクト記録映像上映
▲真鍋祐子さん、三橋俊明さんを紹介 ▲会場後方で日大全共闘が書籍を販売
▲今の日大アメフト傷害事件を語る ▲1970年、全共闘の中村克己さん虐殺さる
▲「韓国民主化闘争を振り返る」と題して ▲パワーポイント(左クリックで読めます)
▲進行役の佐々木幹郎さん ▲会場からも熱のこもった発言が
▲対話に緊張感があります
▲もっともっと議論したいのですが…… ▲懇親会で福井紳一さんが「乾杯」
▲やはり、ここで大いに盛り上がる ▲山﨑さんもご機嫌、辻さんは渋い顔?
▲意気投合したみたいですね ▲蔵田計成さん(60年時、都学連副委員長)も