代島治彦監督作品「きみが死んだあとで」が近く完成

代島治彦監督作品「きみが死んだあとで」が近く完成

ドキュメンタリー映画『三里塚のイカロス』で知られる代島治彦監督が、10・8山﨑博昭プロジェクトの活動を追い、取材を重ねて、ついに長編ドキュメンタリー映画『きみが死んだあとで』が完成しようとしています。同映画の紹介と製作支援金要請のチラシができましたので、掲載します。(10・8山﨑博昭プロジェクト事務局)

 

長編ドキュメンタリー映画
きみが死んだあとで
2021年公開予定

製作・監督・編集 代島治彦
撮影 加藤孝信
音楽 大友良英
制作 スコブル工房
企画・製作 きみが死んだあとで製作委員会
日本/2021年/4K撮影/204分(予定)

ぼくがあこがれた、かっこよかったお兄さんやお姉さんの物語。

 1958年2月生まれのぼくは、10歳くらい年上の「団塊の世代」の大きな影を踏むように成長した。
 小学校に入学するとすぐにベトナム戦争がはじまった。1964年の夏、アメリカの空軍が北ベトナムを爆撃。ジョンソン大統領の「北爆」だ。すぐに世界中で戦争に反対する運動が巻き起こる。
 少年時代のぼくは、ベトナム反戦を訴え、革命を叫んで戦う、「団塊の世代」のかっこいいお兄さんやお姉さんにあこがれた。ヘルメットをかぶり、角材を握りしめ、いのちをかけた青春に。

 2017年8月、ぼくは「団塊の世代」のかっこいいお兄さんやお姉さんとともにベトナム・ホーチミン市(旧サイゴン)を訪ねた。お兄さんもお姉さんも、半世紀という時間を経て、おじいさん、おばあさんになっていた。
 「10・8山﨑博昭プロジェクト ベトナム訪問ツアー」。
 1967年10月8日、佐藤首相南ベトナム訪問阻止の闘いのなか、羽田・弁天橋で死んだ山﨑博昭さん(当時、京都大学一年生。18歳11ヶ月)を追悼するプロジェクトが企画したベトナム訪問団である。参加者は60名近くいただろうか。ぼくは映像記録係をつとめた。

 有名なひとたちの記憶よりも、無名なひとたちの記憶に敬意を払うほうが難しい。歴史の構築は無名のひとたちの記憶に掲げられる。
 ヴァルター・ベンヤミン

 訪問団には山﨑博昭さんの兄、高校時代の友だちがいた。1967年10月8日に同じ橋の上で闘ったひとたちがいた。少年時代のぼくがあこがれた「あの時代」を生き抜いた元若者たち。山﨑博昭さんが死んだあとで、彼らはどんな青春を歩んだのだろうか。
 おそるおそる声をかけ、話を聞いた(もちろん、キャメラなんか持たずに)。当然のことだが、ひとりひとりに「あの時代」の特別な記憶がある。ちょっと自慢げな話から、しんどかった闘いへ、哀しかった思い出へ、記憶の海は静かに広がっていく。
 ベトナムでは「いままで誰にもできなかった話」も聞けた。山﨑博昭さんを本気で追悼したいならば、「きみが死んだあとで」時代はどう動いたのか、その歴史を無名のひとたちの記憶を重ねて構築すること。ホテルの部屋でたまたま同室になった元お兄さんと酒を呑みながら、そういう考えが頭に降りてきた。

 実は、少年時代のぼくの「団塊の世代」に対するあこがれはそんなに長くはつづかなかった。ぼくが踏みながら育った大きな影は、いつのまにか不吉な影に変わったのだ。
 山﨑博昭さんの死は大きな影のはじまりだったと思う。なぜ、いつから不吉な影が忍び寄り、ぼくの大事な大きな影を乗っ取ったのか。ぼくはその疑問にいまだにこだわる。そこには安易に蓋をしてはいけない人間の本質が蹲(うずくま)っているように思えてならない。

 この映画の登場人物は14人。長さは200分くらいの大長編になりそうだ。2019年初夏に撮影をアップ。半年以上編集に集中し、ようやく「映画になった」。撮影をはじめたころには予想もしていなかった物語に。

2020年5月 代島治彦

代島治彦 Daishima Haruhiko
1958年、埼玉県生まれ。『三里塚のイカロス』(2017年/監督)で毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞受賞。他の映画作品に『パイナップル ツアーズ』(1992年/製作)、『まなざしの旅』(2010年/監督)、『オロ』(2012年/製作)、『三里塚に生きる』(2014年/監督)がある。著書は『ミニシアター巡礼』(大月書店)など。
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代島治彦監督の新作『きみが死んだあとで』製作支援金(カンパ)のお願い

 代島治彦監督の新作「きみが死んだあとで」は2021年春の公開をめざして、製作を進めています。
 前々作「三里塚に生きる」前作「三里塚のイカロス」と同様に確実に作品が完成する予定が立ったところで、製作支援金(カンパ)のお願いをすることにしました。
 後半の製作予算となる編集費、ポストプロダクション費(音楽制作、映像調整、整音・音響効果、上映素材制作、英語字幕制作など)が約400万円、公開に向けた宣伝予算が約300万円。
 後半の総予算のうちの「500万円」を最終目標額に製作支援金(カンパ)を集める活動を開始します。下記要項をお読みいただき、新作「きみが死んだあとで」へのご支援を心よりお願い申し上げます。
きみが死んだあとで製作委員会

製作支援金〈種類と特典〉

個人支援一口以上:10,000円以上
 特典①=映画本編エンドロールにお名前を掲載
 特典②=映画パンフレット・DVD進呈

団体・法人支援一口以上:100,000円以上
 特典①=映画本編エンドロールに団体名・法人名を掲載
 特典②=映画パンフレット・DVD進呈

〈「お名前掲載」に関する注意事項〉
映画本編エンドロールにお名前・団体名・法人名を掲載したい方は、映画製作スケジュールの都合上、2020年8月7日(金)までにご支援ください。
この期日以降にご支援いただいた方は映画公式HP上にお名前・団体名・法人名を掲載させていただきます。

製作支援金〈振込方法〉

◎「郵便振替」の場合(赤色払込取扱票を使用)

口座番号  00100-2-604909
口座名称  きみが死んだあとで製作委員会(キミガシンダアトデセイサクイインカイ)

◆赤色払込取扱票に〈お名前・ご住所・ご連絡先・金額〉をご記入の上、お振込みください。
◆映画本編エンドロールへのお名前掲載を希望されない方はその旨をご記入ください。
◆ニックネームでのお名前掲載を希望する方はニックネームをご記入ください。

◎「銀行振込」の場合

銀行名   三井住友銀行
店名    三鷹支店(店番号247)
普通預金  口座番号7486673
口座名義  きみが死んだあとで製作委員会(キミガシンダアトデセイサクイインカイ)

◆上記銀行口座へお振込みください。
◆ 銀行振込後、下記メールアドレスまたはFAX番号まで、〈必須なお知らせ事項〉〈関連するお知らせ事項〉をお知らせください。

〈必須なお知らせ事項〉
① お名前 ②ご住所 ③電話番号またはメールアドレス ④振込日 ⑤金額

〈関連するお知らせ事項〉
映画本編エンドロールへのお名前掲載を希望されない方、ニックネーム掲載を希望の方、また領収書送付が必要な方はその旨もご記入ください。

お知らせメールアドレス sukoburukobo@gmail.com
お知らせFAX番号 0422-36-6010

《お問合せ》
きみが死んだあとで製作委員会
〒180-0013 東京都武蔵野市西久保2-15-22 スコブル工房内
E_mail:sukoburukobo@gmail.com
TEL&FAX:0422-36-6010
緊急連絡先:080-5407-8739(代島携帯)



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