新年のご挨拶 ベトナム反戦の時代が甦るかのよう/山﨑建夫

新年のご挨拶

ベトナム反戦の時代が甦るかのよう/山﨑建夫

 

謹賀新年

 10・8羽田闘争をめぐる映画が、五〇数年の時間と空間を超えて、とても斬新な着想によってできました。『きみが死んだあとで』というタイトルです。弟の友人たちと私が出ています。春の黄金週間あたりからミニシアターで東京、大阪と順次上映されます。監督は、高い評価を受けた『三里塚のイカロス』を制作した代島治彦氏。長編ドキュメントです。多くの方にぜひ観ていただきたい作品です。

 昨年11月3日の大阪の完成記念上映会での登壇者の全発言記録が雑誌『奔』6号(1月中旬刊)に載ります。

 中央大学出版部刊行『中央評論』313号・特集「ベトナム戦争と日本人」に私を取材した学生のルポルタージュ記事が載りました。関大の学生が私たちを取材した映像『昔、学生運動ってのがあった』が「地方の時代」映像祭で奨励賞を受賞しました。

 2014年7月に立ち上げて以来、たくさんの人たちに支えられてコツコツ講演会活動などを続け、ベトナムを訪問して交流を重ね、「10・8山﨑博昭プロジェクト」のホームページでアピールしてきたおかげで「10・8羽田闘争」や「学生運動」に興味を持った学生たちが問い合わせてきてくれます。嬉しいことです。

 1969年11月13日、大阪扇町での佐藤首相訪米阻止闘争で亡くなった岡山大生・糟谷孝幸君をめぐる本も出ました。

 あのベトナム反戦闘争の時代がさまざまな形で甦るようです。

 皆様に良きことの多い年であることをお祈りいたします。

 本年もよろしくお願いします。

2021年(辛丑)元旦 山﨑建夫

▼昨年11月3日、関西集会。映画上映後の出演者トーク。

 

 



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