書籍版・代島治彦『きみが死んだあとで』が出版

書籍版・代島治彦『きみが死んだあとで』が出版

 映画「きみが死んだあとで」の上映が、現在、各地で続いています。山﨑博昭をめぐる14人の登場人物へのインタビューで構成されたこの映画は、「上」「下」合わせて3時間20分の作品。しかし、製作現場では90時間を超える映像が撮られていました。代島治彦監督はそのすべての音声をいったん文字に起こした後、それぞれの発言をリンクさせて、映像編集を行っています。その編集段階でカットされた映像は87時間分。その内容(映画に収録できなかった発言)を、文字化された口承ドキュメンタリーとしてあらたに編集した本が誕生しました。書籍版・代島治彦『きみが死んだあとで』(晶文社、6月30日刊)です。
 山﨑博昭は18歳という短い生涯を送り、永遠にその年齢でとどまっていますが、彼以外の14人一人一人が生き抜いたその後の半世紀については、実はカットされた部分にも豊富な物語が残っています。映画の撮影現場では、一方的に聞き手として登場していた代島監督にとって、そのそれぞれの物語と全面的に対峙するには、自らの映画人としての来歴をさらけ出す必要に駆られた、とも言える本が、書籍版『きみが死んだあとで』です。代島監督の個人史と、この本のために取材した元日大全共闘議長・秋田明大氏へのインタビューも収録。
 いったい1967年から69年という時代はどういう時代だったのか。なぜ、映画を観た同世代に、かつての記憶をかくも鮮明に蘇らせるのか、そしてその時代を知らない若い世代を鼓舞させるのか、その謎を追うことができるでしょう。

10・8山﨑博昭プロジェクト 事務局



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