10・8 山﨑博昭プロジェクト

№2(2016年4月30日):6月展覧会&講演会のお知らせ、賛同金の公募目標額について 他

10・8山﨑博昭プロジェクト・ニュース(№2)

2016年4月30日  発行・「10・8山﨑博昭プロジェクト」事務局
(104-0061)東京都中央区銀座8-10-6 銀座MEビル3F
東京銀座総合法律事務所内 FAX: 03-3573-7189 

 

 2015年12月から2016年4月までの「10・8山﨑博昭プロジェクト」の活動記録と今後の予定を「ニュース」としてお伝えします。2017年10月8日の50周年まで、あと1年と6カ月になりました。わたしたちの活動は正念場を迎えつつあります。
 賛同の輪が広がるよう、知人・友人に働きかけるなど、なにとぞご尽力くださいますよう、お願い申し上げます。当プロジェクト事務局宛に、賛同人候補者をご紹介ください。こちらからカラーリーフレット、振替用紙などをお送りいたします。

 

◎展覧会と講演会のお知らせ◎
 6月7日(火)~12日(日)まで、東京・谷中の「ギャラリーTEN」で、「ベトナム反戦闘争とその時代─10・8山﨑博昭追悼」展と題して、1960年代から70年代の日本のベトナム反戦闘争を記録写真と資料でふりかえる展覧会を開催します。写真家の北井一夫さんの協力を得て、10・8第一次羽田闘争の弁天橋の連続記録写真を初公開します。
 また、会期中の6月11日(土)、「第4回10・8山﨑博昭プロジェクト東京講演会」を、ギャラリー近くの「文京区不忍通り ふれあい館」で開催します。

 本展覧会は今秋(時期未定)、京都精華大学との共催で、同大学ギャラリースペースでも開催します。会期中に、同大学初代学長を記念した「岡本清一記念講座」で、山本義隆講演会があります(詳細は後日発表)。

***************【ご挨拶】*******************

 6月は国会南通用門で22歳の樺美智子さんが亡くなられた月、10月は18歳の弟が羽田で亡くなった月。
 私達はこの二つの月に反戦の集いを持ちつつ、来年の「10・8」50周年を迎えようとしています。
 「侵略戦争の銃は持たない。反戦の闘いには命をかける」。交わした数少ない弟の言葉の一つです。
 戦争できる国へ大きく舵を切った日本で、そうはさせない運動を大きく展開する時に、60~70年代の反戦運動を直視し、新たな糧とすることは大いに意義のあることだと思います。
 展示をご覧下さい。講演会にご参加下さい。

 山﨑建夫(10・8山﨑博昭プロジェクト代表)
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◎山本義隆監修「ベトナム反戦闘争とその時代─10・8山﨑博昭追悼」展◎

期日:2016年6月7日(火)~12日(日) 11:00~19:00(最終日は18:00まで)
会場:ギャラリーTEN (東京都台東区谷中2-4-2 電話03- 3821-1490)

http://galleryten.org/ten/

主催:10・8山﨑博昭プロジェクト/協力:60年代研究会(代表・山本義隆)

【企画趣旨】
 ベトナム戦争は戦争布告がないまま始まり、1975年に終結しました。この戦争をめぐって世界各国で反戦運動が拡がりました。本展は、当時の日本でのベトナム反戦闘争の軌跡を写真と資料で紹介し、現在から未来へつなげようとする試みです。
 1965年、米軍による北ベトナムへの空爆開始と南ベトナムへの上陸とともに、ベトナム戦争は本格化しました。ほぼ同時に日本では、ベ平連、三派全学連、反戦青年委員会、高校生運動が誕生し、反戦闘争が活発化しました。翌1966年には、立川基地拡張に反対して、砂川町の農民と全学連・反戦青年委員会の共闘が形成され、農民と学生と労働者との共闘体制は、その後の三里塚闘争にも引き継がれていきます。
 ベトナムでの米軍の軍事行動のエスカレーションに応じて、米軍の後方基地としての日本の役割は飛躍的に増大。それに並行して、反戦闘争は日本の戦争加担という事実と向きあっていくことになります。とりわけ、ベトナム戦争への加害者であることの自覚を日本人にうながしたのが、1967年10月8日の佐藤栄作首相の南ベトナムへの訪問強行でした。サイゴンの米国傀儡政権への政治的な梃子入れを目的としたこの訪問を阻止するために、学生・労働者は羽田で闘い、この闘いへの凶暴な弾圧のなかで、京大生・山﨑博昭君(18歳)が死亡しました。
 以後、日本の反戦闘争は激しさを増し、なかでもジャテックの活動は、米軍基地からの反戦米兵の脱走支援、さらには基地内での叛乱をうながす運動へ発展していきます。その後、日本国内のほぼすべての米軍主要基地において、反戦地下新聞が発行されるようになり、無許可離隊や命令拒否が続発するという事態が生まれます。それが世界最強を誇る合衆国の軍隊を内部から弱体化させ、1975年のサイゴン陥落、ベトナム戦争の終結に向かう遠因となったのでした。
この1960年代半ばから10年近くの日本のベトナム反戦闘争は、学生・労働者・農民、そしてサラリーマンから主婦にいたるまで、広範な人々により、重層的な構造と広域的な拡がりをもって闘われました。また自衛隊内部からも反戦の声があげられました。
 本展「ベトナム反戦闘争とその時代」は、山﨑博昭君追悼とともに、かつての時代の一端を残存資料によって再現しようとするものですが、それはたんなる追憶にとどまらず、その時代の経験を後続の世代に継承させたいと願っての企画です。
(展示監修・山本義隆)

*展示内容*
砂川基地拡張反対闘争の記録写真と資料/ベ平連とジャテックの活動記録/日本各地の米軍基地内での反戦地下新聞・機関誌/各地の市民運動の記録/第一次羽田闘争(1967年10月8日)の連続記録写真(撮影・北井一夫)/王子野戦病院反対闘争・佐世保闘争・三里塚闘争の記録写真/ポスター(粟津潔、他)、関連書籍、雑誌、新聞、写真集etc.

*会場では、会期中、毎夕(時間未定)、1960年代から70年代の反戦闘争の記録映画の上映会を開催します。談論風発、討論歓迎。こぞってご参加ください。

◎10・8山﨑博昭プロジェクト第4回東京講演会◎
戦争に反対する講演と音楽の夕べ

日時:2016年6月11日(土) 18:30開場、19:00開演
会場:文京区不忍通りふれあい館(東京都文京区根津2-20-7 電話03-3822-0040)

第1部/講演:「市民が戦争と闘った時代」
講師:和田春樹(元大泉市民の集い代表。歴史家。東京大学名誉教授)
第2部/音楽ライブ「明日」
出演:詩と音楽のコラボレーション集団VOICE SPACE
小林沙羅(ソプラノ)、小田朋美(ピアノ・ボーカル)、豊田耕三(アイリッシュ・フルート)、関口将史(チェロ)

参加費:¥1000
主催:10・8山﨑博昭プロジェクト
お問い合わせ・予約:E-mail: monument108@gmail.com
参加申し込みフォームから予約できます。 

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◎ベトナム・ホーチミン市「戦争証跡博物館」での特別企画展について◎

 「ニュース№1」の続報です。ベトナム・ホーチミン市の「戦争証跡博物館」での「日本のベトナム反戦闘争の記録」展の開催については、現在、交渉を継続しています。賛同人の鳥口静雄さんの助力を得ました。詳細が決まり次第、今後のニュースでお知らせします。本年度の東京・京都での「ベトナム反戦闘争とその時代─10・8山﨑博昭追悼」展は、「戦争証跡博物館」での特別企画展の日本版として開催します。

 

◎賛同金の公募目標額について◎

本プロジェクトが2014年7月に発足して以降、賛同人になっていただいたみなさんに賛同金をお寄せいただきました。2017年10月までに、必要となる目標額を、項目ごとに分けて、以下に記します。

(1)モニュメント建立費         ¥5,000,000
(2)土地取得費                ¥20,000,000
(3)50周年記念誌刊行費+資料代        ¥5,000,000
……………………………………………………………………
合計 ¥30,000,000

賛同金の目標額は、3,000万円です。

(注1)上記のうち、(2)の土地取得費の金額は、きわめて流動的であることをご承知おきください。羽田空港周辺の土地は2020年の東京オリンピックの玄関口となるため、再開発が予定されており、候補地の多くが急激に値上がりしています。また、モニュメントだけの建立には、地元の人々との交渉過程で、数々の難問が次々に起こっています。そのハードルをどのように乗り越えるかが、わたしたちの目下の緊急課題です。これらの要素を踏まえ、地元の人に納得していただいた上で、2016年度中に候補地の確定と取得を行なう予定です。

(注2)「ニュース№1」でお伝えしました、ベトナム・ホーチミン市の「戦争証跡博物館」での「日本のベトナム反戦闘争の記録」展にかかわる費用については、上記の賛同金公募目標額には入れていません。日本で行なう「ベトナム反戦闘争とその時代─10・8山﨑博昭追悼」展の費用は、「60年代研究会(山本義隆代表)」が制作費を負担します。

◎現在までの賛同人と賛同金の集計◎
賛同人数:4月21日現在、407人。
賛同金総額(残高):4月21日現在、803万3510円。

 4月になってから、秋田明大さん(倉橋島在住、自動車整備工)を始め、新賛同人が増え、400人を越えました。また、すでに賛同人になっている方たち20数人から賛同金の増額振込みをいただきました。感謝申し上げます。▼なお、いまだ、圧倒的に資金が不足しています。賛同人と賛同金のさらなる拡大を、切に願っています。▼一口の額に満たない場合でも、ご賛同いただければ嬉しく思います。

 

◎「10・8山﨑博昭プロジェクト」の活動記録◎

2015年
▼12月6日(日) この日、山本義隆氏を中心に「60年代研究会」が発足。1960年代から70年代の日本のベトナム反戦闘争の記録資料収集と関係者への取材、その調査方法を討議。
▼12月14日(月) 相模補給厰戦車輸送阻止闘争について聞く会─「ただの市民が戦車を止める会」梅林宏道さんを囲んで─。(60年代研究会)
2016年
▼1月16日(土) 脱走米兵支援運動について聞く会─ジャテック・高橋武智さんを囲んで─。(60年代研究会)
▼1月31日(日) 砂川基地拡張反対闘争について聞く会─元立川市議・島田清作さんを囲んで─。(60年代研究会)
▼2月3日(水) ベ平連・ジャテック関係の資料調査(於:立教大学共生社会研究センター)。(60年代研究会)
▼2月6日(土) 写真家・北井一夫氏と10・8羽田闘争の連続写真の公開展示について打ち合わせ。(60年代研究会)
▼2月10日(水) 砂川闘争の写真集の編集者と記録写真公開展示について打ち合わせ。砂川闘争の遺構を見学。(60年代研究会)
▼2月24日(水) ベ平連・ジャテック関係の資料再調査(於:立教大学共生社会研究センター)。(60年代研究会)
▼2月26日(金) 新たな発起人として、ルポルタージュ作家の鎌田慧さんが参加。
▼3月3日(木) 「大泉市民の集い」の朝霞基地闘争について聞く会─和田春樹さんを囲んで─。(60年代研究会)
▼3月16日(水) 関西のベ平連運動の資料調査(60年代研究会)

 

◎発起人会議の記録◎(2015年12月~16年4月)

2015年/12月18日(金) 第13回発起人会議
2016年/1月19日(火) 第14回発起人会議
2月19日(金) 第15回発起人会議
3月31日(木) 第16回発起人会議
4月26日(火) 第17回発起人会議

 

◎今秋に向けての予定◎
▼10月8日(土)
第5回10・8山﨑博昭プロジェクト東京講演会  18:00開場 18:30開演
講師:高橋武智(元ベ平連・ジャテック)/中山千夏(作家)
会場:四谷・主婦会館
▼11月26日(土)
第2回10・8山﨑博昭プロジェクト大阪講演会 14:00開場 14:30開演
「2016年夏に日本は変わったか」
講師:上野千鶴子(社会学者)
会場:TOGビル(大阪駅前第3ビル17階)
▼今秋(会期未定) 「ベトナム反戦闘争とその時代─10・8山﨑博昭追悼」京都展(共催:京都精華大学)+山本義隆講演会(於:京都精華大学)。

 

◎「50周年記念誌」への寄稿のお願い◎

2017年10月刊行予定で、10・8第一次羽田闘争の記録と、山﨑博昭の死因の追及経過報告、闘争参加者への取材、50年をふり返る手記などで構成します。▼記念誌へのエッセイを公募しています。
▼400字詰原稿用紙10枚以内。
▼締切/2017年3月末。投稿原稿の採否決定は、編集委員会から本人に通知します。
▼宛先/10・8山﨑博昭プロジェクト事務局「記念誌担当係」
▼メールでも原稿郵送でもOKです。

(文責・佐々木幹郎)



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