三田誠広:「10・8山﨑博昭プロジェクト・50周年まであと3年」(2014年10月4日)における発起人あいさつ

三田です。小説家です。高校時代、学校の中にマルクス主義研究会というものを作った時の創立メンバーなんですが、佐々木君たちはその後も活動を続けたのに対して、私は高校時代に急に学校に行かなくなりまして、1年間引きこもっておりまして、それで最初の小説を書いたんですけれども、ですから10・8の時はまだ1階級落第しておりまして、高校3年生でありまして、その時何をしていたかなと思いますと、日曜日だったんで、ちょうど高校で文化祭をやっておりまして、下級生の女の子たちと、文芸部というところにおりましたので、感想を女の子たちと交わしていたら、社研の女の子が号外を持ってきたということを覚えております。

後に、山﨑君のノートの中にドストエフスキーのような小説を書きたいというくだりがありまして、それを見た時に、胸にズキンとくるところがありました。私自身がドストエフスキーのような小説をなかなか書けなかったんですが、今、「カラマーゾフの兄弟」の続編を今年中に発刊をいたします。そこまで書き続けてきたのは、山﨑君のその1行がすごい力になっていると思います。以上です。



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