鎌田慧さん（ルポルタージュ作家）が発起人に加わる。
ルポルタージュ作家の鎌田慧さんが、当プロジェクトの発起人として、新たに参加されました（2月26日）。当サイトのトップページにある発起人一覧をご覧ください。
「反骨のルポライター」と言われる鎌田さんは、資本の搾取や権力がつくり出す冤罪事件、差別を一貫して告発し続けてこられました。2011年3月11日の東日本大震災と福島原発事故に際しては、大江健三郎さん、澤地久枝さん、落合恵子さんらとともに「さようなら原発1000万人アクション」の呼びかけ人となり、いまも、福島を始め全国各地での原発廃炉を求める運動の先頭に立ち、原発事故・放射能汚染で苦しむ多くの人たちを激励しておられます。
鎌田さんは、昨15年は安保国会を包囲する運動の渦中にあって、9月の安保法制関連法案の成立を強く弾劾。安倍政権の暴政を告発し、それに対して全国で高まった集会、デモという民衆の抵抗を歴史に記録するために、鎌田慧著『戦争はさせない―デモと言論の力』（2015年10月、岩波書店）を出版されました。
この本で鎌田さんは「戦争はさせない―。原発や沖縄問題も含め、自立した個人による運動の火を消さないために、今後もさまざまな運動に取り組んでいくつもりです。」と書かれています。
「戦争はさせない」という強い訴えを続ける鎌田さんの発起人参加を得て、当プロジェクトは新しい力を得た思いです。
1967年の10・8羽田闘争とそのベトナム反戦の運動を、約半世紀の時間を超え、多くの世代にまたがって語り継ぎ、歴史に刻み込む当プロジェクトの事業を実現するために、さらにご協力いただけますよう、みなさまに改めて強く呼びかける次第です。
