水戸喜世子さんが記念講演:「水戸巌と救援連絡センター」
水戸喜世子さんが記念講演:「水戸巌と救援連絡センター」
4月3日(土)、救援連絡センター第17回定期総会が開かれました。その中で、10・8山﨑博昭プロジェクトを最初に呼びかけた一人である水戸喜世子さん(十・八救援会、子ども脱被ばく裁判の会共同代表)が記念講演「水戸巌と救援連絡センター」を語りました。この日は、「水戸さんが来る」ということで、各地からいろいろな方が参加され、約120人となり、いつもの総会と比べて出席者が多かったそうです。
パワーポイントを使っての講演でした。46枚におよぶ、ていねいかつ具体的で、多面的なスライドを表示しながら、水戸喜世子さんの核心を衝いた語りによって、故水戸巌氏と救援連絡センターとその時代が生き生きと伝わってきました。水戸巌さんのたたかいとその意味、彼の「遺言」とは何であったのか、喜世子さんの思いのたけを語られました。とりわけ、この国から死刑制度を廃止すること、原発は絶対に持ってはならないこと、ただちに廃炉にすべきこと、そして救援の原点はどこにあるのかという問題提起は、繰り返しの提起ですが、非常に新鮮なものでした。
その中で、出席していた当プロジェクト発起人の山本義隆氏(科学史家、元東大全共闘代表)もマイクをとり、水戸巌さんとともに米軍資金問題で学術会議弾劾の闘争に立ち上がった時の貴重な話をされました。
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水戸喜世子さんの講演の最後のスライドのメッセージを共有したいと思います。無念の死をとげた水戸巌さんの思いを想起し、「より早く、より根底的に、新しい時代を実現しなければならない」と思った次第です。
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10・8山﨑博昭プロジェクト 事務局